アメリカでは、肥満者が増えているにも関わらず、国民の脂肪摂取はむしろ低下しているのです。
なぜ、低脂肪になったにも関わらず、肥満が増えているのでしょうか。
ここに肥満を科学する重要な秘密があるのでしょうか。
食事の分量とカロリーが同じでも、グリセミック指数が大きい(血糖値が上昇しやすいと大きい)食事では、すぐに空腹になってしまうのです。
つまり、空腹を満たすために間食をしてしまい、結局カロリーオーバーになってしまうのです。
また、グリセミック指数の大きい食事ほど、インシュリンの分泌量が格段に多くなります。
従来の常識からすると、総カロリーさえ同じであれば、肥満に与える影響に違いはなかったはずだったのですが、その常識が覆されました。
インシュリンの他にも、アドレナリンと成長ホルモンの2つが、グリセミック指数の大きい食事で上昇する事が分かりました。
どちらも肥満を助長させるホルモンです。
一方、グルカゴンというホルモンが、グリセミック指数の小さい食事で格段に増加している事も分かりました。
グルカゴンは、血糖値が低くなると分泌されるホルモンで、体内にたまった中性脂肪を分解する働きを持っています。
つまりアメリカでは、脂肪摂取量が減少した代わりに、グリセミック指数の大きい食品が急増しているというデータがあり、肥満が増えている理由が分かった事になります。
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