病的肥満になる遺伝子異常

最近、極端な肥満、つまり病的肥満と言えるようなタイプがある事が分かってきました。
100キロを超える体重増加があり、ダイエットなど痩せる方法がどれも無効というものです。
しかも、心筋梗塞、高血圧、糖尿病、ガンなどの病気にかかりやすいという共通した特徴もある事から、何か特殊な遺伝子異常を思わせます。

ところが、この病的肥満をもたらす、決定的な遺伝子異常がなかなか発見できません。
単なる肥満に関連した遺伝子異常は次々に見つかっているのですが、どれも病的肥満との関係が希薄なのです。

アメリカで、最新の方法を駆使し、極端に肥満な人だけを選んで遺伝子を分析しました。
そこで発見されたのは、例えば、4p15−p14と名づけた遺伝子異常をもつ女性では、32人中29人が高度肥満であり、一方男性では、23人中13人だけが高度肥満だったのです。

つまり、遺伝子異常がある人の肥満には、男女差があることと、遺伝子異常があっても全員が肥満になるとは限りないという2つの結果が得られました。
しかし残念ながら、これが問題の病的肥満遺伝子異常なのかどうかは、まだ断定できません。


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