肥満と長寿の調査の意外な結果

肥満長寿の関係を調べたくても、生活習慣や、その人がもともともっている病気など、様々な事が関係してくるので、肥満の影響だけを調べるのは、困難とされています。
そんな中、アメリカでこのような困難を克服し、4万名のボランティアを集めて体重と寿命の関係を10年間に渡って調べるという意欲的な調査が行われました。

アンケート調査というのは、対象者が多くなるにつれ、ずさんなものになってしまう事が多いのですが、この調査は用意周到な計画のもとにデータが集められ、厳密な分析がおこなわれました。
アンケートの回答にもとづき、心筋梗塞、脳卒中、不整脈、ガン、腎臓病、肺疾患、血栓症などの病歴のある人や現在治療中の人を対象から外し、また極端に痩せている人も対象から外しました。
正確を期す為に、最近5年間の体重変化を調べ、4.5kg以上痩せた人も除外したのです。

こうして集めたデータに対し、可変量解析という手法で分析が行われましたが、結果はBMIが24前後の人が最も長生きしていました。

この結果はかなり意外なものです。
BMIが24前後となるのは、例えば身長160cmの人で、体重が61kgの場合です。
従来の常識から言えば、肥満の部類に入ってしまうのです。
まとめると、肥満は確かに体に悪いのですが、痩せ過ぎよりは、ちょっと太めぐらいが一番長生きする!という結論に至ったのです。


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