糖尿病などに、食事処方箋という治療方があります。
医者が書き、栄養士が指導を行う際に使うもので、経験の積み重ねに基づいたノウハウがあります。
この、食事処方箋はそのまま肥満の人のダイエットにも応用できます。
例を挙げて説明します。
・総カロリー 1400キロカロリー
・たんぱく質 25%
・脂肪 20%
・炭水化物 55%
・PS比 2.0(多価不飽和脂肪酸―Pと飽和脂肪酸―Sの比)
1行目の総カロリーは、1日にとるべきカロリーの総量の事で、仕事の内容によって、体重1kgあたりの消費カロリーは異なります。
( 仕 事 ) (体重1kgあたりの消費カロリー)
主婦、一般事務、管理職、技術職等 25〜30キロカロリー
育児中の主婦、セールスマン、加工業等 30〜35キロカロリー
農業、漁業、建築業等 35〜40キロカロリー
プロスポーツマン、解体業等 40キロカロリー以上
肥満解消目的であれば、小さい方の値をとり、理想のBMIから求めます。
身長(m)×身長(m)×22
例えば、身長160cmであれば、
1.6×1.6×22=56
という計算から、理想体重は56kgになるので、この人が事務職であれば、1日にとるべき総カロリーは、
56×25=1400(キロカロリー)になります。
2〜4行目は、3大栄養素をバランスよく摂る為の指示で、総カロリーを100%とみなし、各摂取量を%で記述したものです。
最後のPS比は、一般的に多価不飽和脂肪酸(P)の方が、飽和脂肪酸(S)より体に良いと考えられ、両者の比は1.0以上が理想的です。
簡単に言えば、動物性の油より、植物性の油を多く摂る事で、この条件を満たせます。
肥満解消には、細かい数字はともかく、食事処方箋のおおよそのイメージを頭の中で思い描いておくようにすると良いでしょう。
« 健康チェック | トップページ | 肥満の原因は炭水化物! »