拒食症は死亡例もある事から、かなり深刻な病気と考えなければなりません。
しかし、原因がはっきりせず、決定的な治療法がまだ見つかっていません。
神経伝達物質のセロトニンという物質の作用を阻害する薬があり、拒食症の治療に使われる事がありますが、うつ状態を解消する作用もあって、一時的な効果しか期待できません。
根本的な治療としては、心理的ケアを気長に行うしかないのです。
拒食症が治るまでには、短くて1年、長ければ5〜6年かかります。
正常な食生活を回復させる事が目標になりますが、人によって背景が異なる為に簡単ではありません。
ときに両親との葛藤、例えば過保護や兄弟姉妹間における差別などが心理的要因の一つになっていることもあります。
痩せたい動機、家庭の事情などを一つひとつ分析して、カウンセリングをほどこしていくという、気の長い治療になるのです。