運動の効果とダイエットを比べた研究があります。
まず、ダイエットは行わずに、ひたすら歩くだけ(週5日、1回40分)の運動で、体重がどのように変化するか調べました。
歩くスピードは、かなりの運動強度になる、最大心拍数の60~70%で、3ヶ月続けました。
ところが、3ヶ月たっても、BMIには全く何の変化も見られなかったのです。
一方、もう1つのグループにはダイエットだけをやってもらい、変化を調べました。
こちらは、当初BMIの平均が44.3だったのに、3ヶ月後には、39.8まで減少したのです。
この実験結果をまとめれば、ダイエットは有効でも、運動は効果がなかった事になります。
なぜこのような結果になってしまうのでしょうか。
体を動かした後は必ず空腹になる為、ダイエットの自覚がなければ、余計に飲んだり食べたりしてしまうのでしょう。
運動をするようになってから、逆に太ってしまったという人も少なくありません。
運動自体の減量効果は、1gの脂肪を燃焼するのに、約2Lの酸素を消費することになるので、5000gの体脂肪を運動で燃焼させるには、1万Lもの酸素を使わなければなりません。
例えば体重60kgの人が時速5kmのペースで30分歩いた時に消費する酸素量が、わずか28Lです。
つまり、運動だけで痩せるには、非常に長い時間がかかるのです。
かといって、ダイエットだけをしていると、元気や体力がなくなりがちです。
やはりダイエットと、運動をうまく組み合わせて痩せるのがよいでしょう。